• 動作性能
  • トリプルガラス木製窓の基本構造
  • コンフォートエナジー
  • ガラス性能
  • Low-Eガラス

Function 基本性能

Turn Window 回転窓

Turning Action 回転動作
180度回転

通常の日本の引き違い窓などでは、どちらかのガラス面しか開放することができません。回転窓は窓を180°回転させると、窓の外側が居室側に向きます。部屋の中から窓を拭くことができ、お掃除のしやすい合理的な構造です。

Turning Action 回転動作 180度回転

Ventilation 換気性能
換気ポジションロック

Ventilation 換気性能 換気ポジションロック

回転窓のメリットは、換気位置が調整しやすいことにあります。現在の住宅では特に真夏や真冬など冷暖房効率を高めるため窓を閉めて機械的に換気するので、ほとんど窓を開ける必要はありませんが、春・秋の季節には窓を開けて外の新鮮な空気を取り込みたくなります。そんな時にも換気をしながら防犯性を維持することが可能であり、効率の良い換気が望めます。

Safety&Security 安全性・防犯性
チャイルドロック機構

Ventilation 換気性能 換気ポジションロック

子供の転落防止の安全装置として「チャイルドロック機構」を設けています。チャイルドロックを上方にスライドするとロックを解除することができます。また、この機構はハンドルを異なる場所に設置されているため、ガラス破り対策として防犯性の向上に役立っています。
※チャイルドロックを解除しませんと窓を180°回転することはできません。

Terrace Door 片面テラスドア・両面テラスドア

Open and close 開閉動作
フリクションステイ機構

大開口でありながら、熱損失の少ないテラスドア。ハンドル操作によって開いた状態で任意の角度で固定することができます。

Durability 耐久性の向上

より永く、美しくお使いいただくため、ドア・ガラス・下部のかまちを高くし、ドア外枠の敷居はサーモウッドとアルミクラッドの複合構造により耐久性と耐水性を高めています。

Safety and Safety 安全性・防犯性

安全性に配慮した3点締めイスパノロック(標準対応品)の採用はこじ開けが難しくABLOYディスクタイプのシリンダー(標準対応品)はピッキングによる被害を防止します。(両開きテラスドアは4点締めイスパノロック)

Safety and Safety 安全性・防犯性

Performance トリプルガラス木製窓の基本構造

無塗装トリプルガラス木製窓

お好みのカラーリングを自由に選択することができる伝統的な仕上げです。
長くお使いいただけるように、人体に無害な防腐加圧浸透処理を施し、
木材の耐久性を確保し塗膜との相乗効果によりライフスパンを伸ばしました。

性能面では、どこにも負けない
世界最高水準(2014年10月現在)の
Uw値0.775W/m2K を実現。
(自社調べ)

トリプルガラス木製窓の基本構造

【素材】
・wood(木材)/SS 81 81 04規格による欧州赤松(スウェーデン中北部産)集成材
・Impregnation(防腐加圧浸透加工)/ ヨーロッパ標準規格SS EN 351-1 SS 05 01 10 classB NTRドキュメントNo.1:1998規定による防腐真空加圧浸透加工
・Glass Unit(複層ガラスユニット)/トリプルガラスによる複層空気層またはガス層をもつユーロフェンスター、コンフォートエナジー ガラスユニット
・Fittings Part(主要構成金物)/ノルウェースピルカ製、Hヒンジ回転金物、ユーロフェンスター仕様設計

【製品性能データ】
・熱貫流率/○窓全体:0.99W/m2Kまたは0.775W/m2K SKN165B ○ガラス:0.814W/m2Kまたは0.55W/m2K EN673 ○ガラスユニット種により対応(OP)
・耐風圧/2800Pa JIS S-6等級
・気密性/0.75m3/hm2 JIS A-4等級
・水密性/350Pa JIS W-4等級
・遮音性/40dB JIS T-3等級

ガラス熱貫流率(Ug値)は、JIS R3107-1988に基づき計算しています。
上記熱貫流率(Uw値)はEN ISO 10077-1:2006の計算法に基づき算出しています。
上記熱貫流率(Uw値)は、JIS A4710の試験値で製品の性能を保証するものではありません。
アルゴンガス、クリプトンガスは含有率90%で計算

Comfort energy コンフォートエナジー

Comfort energy コンフォートエナジー

「多様な潜在能力を秘めた次代のスタンダードガラスユニット」(「コンフォートエナジー」はユーロフェンスターの商標登録です)

コンフォートエナジーガラスユニットは、多様な気候を持つ日本で新しい省エネルギーと快適性を両立させるための次世代のガラスユニットとして、高い評価を得ています。

窓は、ガラスユニットの性能によって大きくその風情と室内環境を変えます。自動車に例えるならば、優秀なシャーシを持つスポーツカーには優秀なエンジンが必要なように、窓全体としてバランスの取れた性能を出すためには優秀な窓枠と優秀なガラスユニットが必要で、その相乗効果によって初めて室内の快適性を維持することができます。どちらか片方だけが優れていても、それは完全とは言えないのです。環境負荷を抑えていく今後の省エネルギー社会実現のためにも、バランスの取れた窓は大変重要なファクターだと言えます。そして現在でも、私共は新しいガラスユニットの開発を進めています。製造と開発にはその終着地点はありません。コンフォートエナジーガラスユニットは、他に例を見ない特性を数多く秘めています。

私共がトリプルガラスになぜこだわるのか?それは2枚のガラスの組み合わせよりも3枚のガラスの組み合わせであるほうが、多様なガラスの組み合わせを選択でき、異なった特性をもったガラスユニットを生み出すことが出来ます。2枚の異なる特徴のガラスの組み合わせは確かにコストを抑えることには有効です。しかし、3枚の異なるガラスユニットの組み合わせの持つ多様性をもってすれば、さまざまな気象条件から快適さを保つことが可能です。

窓に断熱性能だけをお求めですか?それとも光を取り入れることでしょうか?紫外線をカットする能力を高める要望、太陽からの熱射を遮る必要性もありますか?それらを可能にするガラスユニット。それが、『Comfort energy コンフォートエナジーガラスユニット』なのです。窓とガラスに対して絶えず惜しみなく研究開発を行う私共だけが提案できる、次世代への提案です。

「エネルギー使用の合理化に関する法律」(省エネ法)の改正に基づきガラスへの「省エネ建材等級」の表示が2008年4月より開始されました。省エネ建材等級は断熱性能の高さに応じて4段階に表示となり、星の数が多いほどガラスユニットの断熱性能が高いことを示します。(省エネ等級はガラス品種ではなく、熱貫流率によって決定されます。)私共の最新の高付加価値ガラスユニット『Opus Plus3/オーパスプラス3』は、最高ランクである4つ星等級(U値2.33以下)よりも、はるかに高い断熱性能を保持しており、4つ星等級基準に比べ、僅か4分の1、「25%」しか熱を逃がしません。既に、最高ランク4つ星等級に比べて75%のエネルギー削減を実施しています。そしてUVカットが格段に優れたガラスユニットで84%のUVカットを行い、かつ遮熱性能を持ったガラスユニットを採用しています。そして、標準的な最新のスタンダートユニット『Smart Balance3 /スマートバランス3』は4つ星等級に比べ60%の削減を行い「40%」しか熱を逃がしません。しかし室内を明るく保ちながら夏場の日射熱の取得を抑えることができる、相反する特性を持ちながら、トータルバランスに優れた自慢のガラスユニットなのです。『基本水準自体が次世代の水準』 私共の一歩先のプロポーザルがここにあります。

Smart Plus 2 / Opus Plus 2

・コンフォートエナジーガラスユニットは全て「ウォームエッジ」を標準搭載。
・熱貫流率/Uw値は、EN673規格に基づき、性能評価を実施しています。
・その他各種性能値は、EN410規格に基づき、性能評価を実施しています。
 室温20度、外気温-5度、湿度50% JIS規格より、厳しい条件下でEN規格での性能評価を実施しています。
・日射入射角度は、鉛直方向に対して90度の入力になります。
・各種ガラスの評価は、1m2(1000×1000)に対しての性能評価となります。

窓等の性能表示ラベル

経済産業省で改正省エネ法に基づき策定したガイドラインによる省エネ建材等級表示では最も断熱性能が高い星4つのラベルです。
詳細は以下社団法人日本サッシ協会のチラシPDFをご参照ください。
http://www.jsma.or.jp/Portals/0/images/eco/pdf/win_th_brochure.pdf

Glass Factor ガラス性能

次代のガラスファクターを目指して

省エネルギー社会を目指していくためには、建築技術として冷暖房・照明などのランニングエネルギーを上手にコントロールし、バランスの良い環境負荷低減を考えていく必要があります。その重要なポイントとして、私共は開口部からのエネルギー損失を重要な課題と考えています。しかし、その達成のために快適な居住性を損なうことがあってはなりません。私共は窓に求める付加性能として4つの重要なポイントをバランス良く調和させることに取り組んできました。常に4つのポイントをバランスよく考え、新しいガラスユニットの開発を行っています。この4つのポイントが全てバランスよく配置されて、初めて室内空間が自然な空間として存在します。1つのポイントだけ向上させても、それは全体の省エネルギー性と室内環境向上にはつながらない事を熟知しているからです。窓の断熱性能向上は重要な項目ですが、それだけにとらわれてはならないと考えています。

point1 Uバリュー

「Uバリュー(※熱貫流率)の向上」
これは断熱性能の向上です。これは住宅断熱性能の向上には不可欠な重要な項目です。この値が優れているほど、熱が逃げにくい断熱性の高いガラスユニットといえます。飛躍的な断熱性能の向上は加速度的な省エネルギー建築を実現します。

point2 UVカット

「UVカット効果(※UV透過)の向上」
インテリア、建築資材を劣化させやすい紫外線(UV)の進入を防ぐことは、地球へ降り注ぐ紫外線の増加と共に重要なファクターとして注目されています。デザイン性に優れたカーテンなどの色鮮やかなファブリック、家具や室内の壁、そして大切な衣類など、紫外線の影響を受けて劣化しやすく、特に繊細な素材ほどその影響は強くなります。今まではガラスユニットにUVカットというファクターを重視してこなかったかもしれませんが、地球環境の変化と生活の変化からもUVカットは新しい重要なファクターといえます。

point3 日射熱

「光を取り入れること(※可視光線透過率)」
太陽の恵みである自然光を室内に取り入れることは、室内空間に自然な温かみをもたらします。自然な光は人間の心を温かくし、豊かにする力があります。私共の窓の生まれ故郷である北欧では、太陽の光を取り入れることは人間らしい生活を営む上で大切なことだと考えられています。そしてガラスコーティング技術の飛躍的向上によって、大開口部でも熱損失が少ない窓を建築に組み込むことが出来るようになり、それによって明るい太陽の光を存分に取り入れることが可能になりました。

point4 可視光

「太陽からの熱をコントロールすること(※日射熱取得率・遮蔽係数)」
遮熱をコントロールすることによって、夏場の冷房エネルギーだけではなく冬場の暖房エネルギーを低減したり、過度な室温上昇を抑えることができます。そして遮蔽係数を適度に向上させることで、夏場の厳しい日射熱を室内に取り込まず快適な空間を確保できます。日射熱をコントロールすることで、夏場の室温上昇を抑え、冷房効果を持続させます。冬場の日射の少ない時期に室温を1度上昇させるエネルギーに比べて、夏場に厳しい日射のもとで僅か1度の室温を下げるためには5倍のエネルギーを必要とします。太陽からの熱エネルギーをコントロールすることは、断熱技術が進んだ高性能建築ほど欠かすことができないファクターです。

各種ガラスの熱貫流率と日射熱取得率の関係

コンフォートエナジーガラスユニットは高い断熱性能に加え、夏の日射を遮る非常に高い遮熱性能も同様に兼ね備えています。遮熱性能とは室内への日射の侵入を抑制する性能のことで、夏の快適な室内空間を実現します。また冷房エネルギー削減に効果のある性能で、日射熱取得率η値(Gファクター)という性能値で示されます。私共のガラスユニットの内、特にOpus Plus3とSmart Plus3は断熱性が優れているだけではなく、遮熱性能に秀でた夏涼しく冬暖かい相反する性能を実現しています。特性ゾーンから解るとおり、通常のトリプルガラスユニット(スーパーエナジー)と異なるベクトル位置ゾーンを構成しており、各種ペアガラスとは一線を画す「全く別次元のバランス性能を達成」しました。

日射熱取得率と可視光線透過率の関係
熱貫流率と可視光線透過率の関係

コンフォートエナジーガラスユニットは適度な明るさを保ちながら、抜群の熱貫流率(断熱性)を備えたガラスユニットです。通常断熱効果を高めると室内の明るさを取り入れる効果が減少しますが、それを最小限に抑えて冬場でも明るい光を取り入れられる相反した要素を実現し、昼間の自然光による明るさを確保しました。また日中の外部から日中室内が見えにくいミラー効果を実現しプライバシー性にも考慮した性能ゾーニングとなっています。暖房性能を上げるために自然の明るさを犠牲にすることのないガラスユニットで、単に暖房負荷低減だけを主眼にしたガラスユニットと比較しても抜群の断熱性能確保しつつも自然光の明るさを大切にしたコンセプトゾーンを実現しています。

寒冷地で暖房負荷を抑えるために日射熱の取得は重要なファクターとして考えられてきました。しかし私共はある一定以上の断熱性能を持った高性能建築には夏場の室温上昇問題の解決が難しくなると考えています。断熱性の向上から、一定以上の断熱効果を保つ建築では夏場の日射取得による遮熱対策が重要です。冬場の暖房エネルギーを低減しても、夏場の冷房エネルギーが増加しては年間の冷暖房エネルギー削減には繋がりません。遮熱を十分に加味したガラスユニットは、断熱性能だけ求めたガラスユニットよりも年間で優れた省エネルギー性を確保します。冬場の暖房による1度の室温上昇よりも夏場の冷房による1度の室温抑制は日射熱等の要因から5倍のエネルギーが必要となり、このエネルギーを抑制するには遮熱性能の確保が大切なポイントとして浮かび上がってきます。コンフォートエナジーガラスユニットは今までのガラスユニットとは全く違ったゾーニングに位置しており、夏場の遮熱効果も兼ね備えた次代の省エネに必要とされているガラスユニットなのです。私共は冬場の日中に安定的な日射取得が得られない以上、日中の日射熱取得を重視するよりも、夜間の放射を抑える必要と日中の遮熱対策が年間を通して省エネルギーに結びつくガラスユニットを開発しました。

一般的なLow-Eトリプルガラスユニット

Uバリュー、断熱性能だけを極限まで求めることは現在の技術でも十分可能です。しかし、その反面として遮蔽係数が低くなり、自然な光を取り入れにくくなるくらいガラスユニットになりがちです。その結果、本来必要としない場所に照明エネルギーが増加することは望ましいことではありません。同じようにUVカット効果を高めすぎると同じように遮蔽効果を増やし室内を暗くします。(上記に記載した相対比チャートをご覧ください。)
室内の明るさを保ちながら暖房不可を小さくすることは単板ガラスでは不可能です。そして暖房負荷を小さくしながら室内を明るく保つことは非常に難しいことです。私共はその相反する要素を、3枚のガラスの組み合わせによってそれぞれのガラスに役割を分担させました。最新の高付加価値コーティング技術を有したガラスを有機的に組み合わせることで、明るさを保ちながら日射熱を取り入れにくい。断熱性能を極限まで高めつつ、室内を明るく保つ工夫。大量生産される安価なガラスのLow-Eガラスではなく、特殊な用途に使われる高付加価値Low-Eガラス等の組み合わせによって解決を図りました。私達のガラスユニットは現在市販されている製品では最高性能の高断熱と高遮熱を兼ね備えながらも、抜群のUVカット性能、十分な明るさの確保を実現しました。

  • ●ガラスユニット部分の断熱性能が40%以上アップ!
  • ●夏期の厳しい日射熱による室内への影響を25%改善!
  • ●有害な紫外線のUVカット率が25%改善!
  • ●ウォームエッジの採用により、アルゴンガス・クリプトンガス層のポテンシャルがより向上!

Low-E Glass Low-E ガラス

コンフォートエナジーガラスユニットの先進性

コンフォートエナジーガラスユニットの先進性

Low-EのEはEmissivityの略で「放射」を意味します。Low-Eガラスとは「低放射ガラス」のことを意味しています。スウェーデンではエネルギースポールグラスと呼ばれています。熱は「伝導」「対流」「放射」という形で伝わります。伝導と対流は熱の移動を防ぐ効果のあるトリプルガラスユニットの中間層が担っています。中間層には静止乾燥空気、アルゴンガス、クリプトンガスなどを使います。静止空気などでは12mmの厚みの中間層が空気層が静止状態を保つためには一番効果的な厚みです。同じようにアルゴンガスであれば16mmが一番効果的な厚みです。Low-Eガラスにはこの「低放射」を実現するために特殊金属膜がスパッタリング蒸着方式などでコーティングされます。Low-Eコートは光を透過し、日射熱や暖房などの遠赤外線を反射するなど、透過するものを選択する性能があり、通常のフロートガラスよりも「保温効果」に優れ、室内の温度環境を安定させる特性があります。同時に、Low-Eガラスは高い断熱性能だけではなく、夏場の日射を遮る遮熱性能も兼ね備えています。遮熱性能向上効果は日射の室内への侵入を抑え、夏場の室内の快適さと冷房エネルギー負荷軽減に効果を発揮します。この性能値は「日射熱取得率(η値)イータ値」という値で示されます。このように、性能、用途、コスト等に応じて、多層コーティングを行う高付加価値Low-Eガラスなど、多彩なLow-Eガラスが存在し、Low-Eガラスと一様に表現されますが、使用用途などに応じた特性を持つLow-Eガラスが開発されています。私共は最新のコーティング技術をまとったLow-Eガラスを効果的に配置し、全体バランスに優れた新しいコンフォートエナジーガラスユニットを開発しました。

Smart Plus 3 スマートプラス

最新のマルチスパッタリング蒸着方式を導入したLow-Eガラスを搭載したガラスユニットです。太陽光の明るさを維持しつつ、UVカット性能を限界まで向上させました。僅か8.6%のUV(紫外線)透過率(カット率91.4%)を誇るガラスユニットであると共に、日射熱取得の低減を目指しました。夏場の日射熱取得を上手にコントロールし室温の上昇を抑えるガラスユニットです。冬場の暖房負荷低減にも抜群の値を示し、晴天率が低く日射熱取得が望みにくい地域において、少ない暖房容量でも安定した室温維持を可能にしています。

Opus Plus 3 オーパスプラス

量産されるトリプルガラスユニットでは世界最高の断熱性能と、性能からは想像できないコンパクトなガラスユニット総厚を誇ります。0.6Wという世界最高水準の熱貫流率(断熱性能)を僅か総厚42mmのガラスユニットで発揮する私共が「傑作」と評するガラスユニットです。そして外側にはセルフクリニーング機能を持たせたLow-Eガラスを組み込みました。室内側の最新のマルチスパッタリング蒸着方式を導入したLow-Eガラスとの相乗効果によってUVカットは84%を誇ります。2つのガス層の厚みを変えることで異層・異厚効果により防音性能の向上も図りました。「傑作」にふさわしい性能と、抜群の「UVカット機能」というPLUS機能を加えたガラスユニットが省エネルギー建築の最先端を担います。

Aコンフォートエナジー トリプルガラス オーパスプラス(Opus Plus)
(Low-E4+We12Ar+FL4+We14Ar+Low-E4) 呼厚さ38mm
Bコンフォートエナジー トリプルガラス スマートプラス(Smart Plus)
(FL4+We12+FL4+We14Ar+Low-E4) 呼厚さ36mm
C一般的なLow-Eトリプルガラスユニット
(FL4+A12+FL4+A12Ar+Low-E4) 呼厚さ36mm
D高遮熱断熱ペアガラス
(FL3+A12+FL4+Low-E3) 呼厚さ18mm
E高断熱ペアガラス
(FL3+A6+Low-E3) 呼厚さ12mm
Fペアガラス
(FL3+A12+FL3) 呼厚さ18mm
Gペアガラス
(FL3+A6+FL3) 呼厚さ12mm
H単板ガラス
(FL3) 呼厚さ3mm

ウォームエッジの全面採用

複層ガラスの窓には、乾燥空気層およびガス層を保つために専用のスペーサーを組み込みます。その静止空気層およびガス層が複数のガラスにはさまれる事により、断熱性能の向上が図られます。しかし、窓の全周に配置されるスペーサーは1m×1mのガラスユニットの場合、4mの長さにもなります。ここからガラス表面とスペーサーを通じて窓枠へのヒートブリッジ(熱橋)が生じ、窓全体の性能向上の妨げになってきました。標準的な金属スペーサーではガラスから暖房で得た室内の熱を、窓枠全体のヒートブリッジによって大きく失う原因になっています。同時に夏場の外部の熱もこのヒートブリッジを伝わって室内へ侵入し冷房効率を妨げます。アルミ等の金属スペーサーにシリカゲルなどの乾燥剤を充填し複層ガラスを組み込むことが一般的で、特にアルミ素材は熱伝導が良い素材のためガラス周辺部の温度を下げやすいデメリットがありました。私共はこの熱損失にも着目、高度な熱遮断性を持つ複合樹脂製のウオームエッジスペーサーを標準採用しました。私共の採用している測定方法であるEN規格測定条件下では、アルミ金属スペーサーは露点温度との関係から、窓ガラス下部に僅か-1℃で結露発生が開始しますが、ウオームエッジスペーサーを採用することにより、−1℃では結露せず、同条件下において−10℃で微小の結露発生まで熱欠損を抑える事が出来ます。また複合樹脂の持つ柔軟性を生かして充填する乾燥空気、不活性ガスの密封安定度を維持できます。温度による形状変化が少ないということは、ガラスとスペーサーが長期間にわたって安定的に密着し剥離の可能性をすくなくする効果があります。柔軟な素材の活用は、回転窓などの可動窓にとって開閉による衝撃を和らげ、ライフスパンを大幅に伸ばす重要なファクターとなります。

ガラスユニット端部の結露を防ぎます。

ウォームエッジの省エネルギー性

ウオームエッジはガラス表面温度が露点温度以下になる温度冷却を防ぎ、ガラスユニット室内側の窓枠周辺部の結露を大幅に減少させ腐食などの劣化を防止しやすくなります。そして木製窓枠の潜在能力を向上させ、エネルギー損失を防ぎます。従来のアルミスペーサーと比較し、ガラスユニット全体の熱損失を0.1W/m²k〜0.3W/m2kまで減少させることが出来ます。 (EN ISO 10077-1:2006及び10077-2 10/2003基準準拠)窓全体からの熱損失を抑えるためには、窓枠の優秀性だけではなく、ガラスユニットの細部まで熱損失を抑える総合的な工夫を私共は惜しみません。全体のコストから考えて、最小限のインベストメントで確実な省エネルギー性能が得られます。少しの工夫が大きなCO2削減に結びつき、省エネルギー社会への近道と考えています。私共は窓製造企業として環境投資を行っていきます。そして、僅かな製造コスト削減ではなく、次代への長期的な環境投資を重視します。

サーモグラフィ画像

サーモグラフィによるウォームエッジの測定

ウォームエッジを採用する事で同じ温度環境にてガラス周辺部の温度を最高で5℃以上向上させます。アルミニウムスペーサーの熱伝導率160(W/m2k)に対しウォームエッジスペーサーはわずか0.16(W/m2k)しか熱を逃がしません。

抜群のエコノミー特性経済性の向上

次世代省エネ基準の僅か25%の熱エネルギーしか損失しない最新のガラスユニット、このガラスユニットを使用することによって私達は環境負荷低減技術の最先端の効果を開口部材において実感することが出来ます。エコロジー効果に優れた付加価値ガラスユニットと優れた木製窓の組み合わせは外部環境に左右されにくい室内空間を生み出すことを実現しました。下の写真に記載のデーターは窓の室内側が窓全体の性能によりどのような効果がエネルギー損失の面から性能評価を行ったものです。優れたトリプルガラス木製窓に更に付加価値を増したガラスユニットがもたらす省エネルギー効果がここにあります。私共の最新の木製窓は極寒地の北海道から、厳しい日差しの本州においても室内環境を快適に保つことが出来ます。更に最新のガラスユニットはトリプルガラスユニットに比べ2倍以上の表面温度を保ち、日射熱の遮熱性能で25%以上の向上を図っています。相反する要素を「技術の融合」によって達成しました。

抜群のエコノミー特性 経済性の向上

性能評価条件 ■EN673基準及びEN ISO10077-2基準による性能評価 ■窓外部環境の条件はEN 10077基準

■室外温度 Ta:-5℃
■室内温度 Ti:+20℃
■室内湿度 50%
■風速 5m/sec
■露点温度 9.2℃

■ガラスサイズ1,000mm×1,000mm
■窓サイズ 1,180mm×1,180mm
■スペーサー部位 Psi値(ガラス端部)
 0.045W/m2k

■ガラスユニットUg値スペック 1 Opus Plus「0.62W」(窓全体0.8W)
2 Smart Plus「0.98W」(窓全体1.1W)
3 一般的Low-Eトリプルガラスユニット「1.1W」(窓全体1.3W)

Leksandsdörren / 木製断熱玄関ドア レクサンドドア

レクサンドドアの性能 ドアの試験結果(PDFファイル)